相手が怒っていると感じたとき、その怒りがどこまで本気かを見分ける方法がある。
なぜ怒っているかではなく、怒りの度合いを図る方法だ。
最近は、講談社の編集次長がもっとも近い存在である自分の妻を殺害したり、福岡では32歳の母親が生後三ヶ月の長女を殺害したりなど、当たり前のように殺人事件が起きている。
相手に殺意を抱くほどの怒りは怒りの中でももっとも強い怒りであり、相手がどれぐらいの怒りを持っているかを知らずに近寄ると、命を殺られることもないとは言えない時代になってきた。
自分の身を守るという意味でも、相手がどれぐらいの怒りを抱いているかはある程度外から判断できたほうがいいだろう。
…といっても、普通の人はそんな見分け方があることすら知らない。
今回は相手の怒りがどこまで強いのかを、表情にあらわれる特徴を例にあげて紹介する。
覚えておくと参考になるときがくるはずだ。
本物の怒りと嘘の怒り
あなたはある人から疑いをかけられた。
その疑いに覚えがなかったり真実と異なっていたりすると、あなたは以下のどちらの表情で反論するだろうか。
人は、疑われた内容が的を得ていたり図星だったりしたとき、それを誤魔化そうとすると眉の内側があがり、通常より少し目が開くことがわかっている(写真: 左)。
逆に、その内容に本当に覚えがなかったり真実と異なるときは、納得できない怒りによるストレスから眉の内側が下がって眉間にシワが入る(写真: 右)。
例えば、浮気をしていないことを前提で付き合っている二人がいるとする。ある時いきなり、
浮気してるやろ?
と、証拠でも握っているかのような言い方をされたら。あなたはどう返すだろうか。
はぁ!?してないわ!ぶざけんな!
当然そんな感じの返しになると思うが、誤魔化そうとするときも同じような言葉を使うだろう。なので、言葉はあてにならない。
今回のようなケースでは、言葉ではなく相手の眉(目の周り)に注目するといい。
怒りの度合いは眉に出る
本当に浮気をしていないのにしているところを見たかのような言い方をされると、誰でも気分を悪くし怒りを覚える。なぜなら、本当に身に覚えがなく、その自覚もないからだ。
悔しさや真の怒りが感情を襲っているときに、人の眉は絶対に上がらない。
嘘をついていたりその嘘を隠そうとするときに、人は真実よりもその嘘をとおそうとすることを優先にするため、疑われたことに対して本来出るべきはずの怒りが表情に出ないのだ。
冒頭にあげた殺人などのケースでは、殺害前の容疑者の眉は絶対に下がっている。殺意を抱くほどの怒りを抱いているときは、これに加えて目も見開いている(強い怒り)はずである。
眉が下がって目も見開く(写真: 上)ときはそうとう強い怒りを感じているときに出る表情である。危害を加えられる可能性がかなり高い状態にあるので、相手がこの表情(眉を下げて目を見開く表情)を見せたときは十分気を付けることだ。
また、眉が上がっているからといって怒りが浅いとか嘘の怒りという判断から、挑発したりしつこく食い下がったりするようなことはしないように注意してほしい。
もしすれば、次にあなたと目を合わせるときに相手の眉は間違いなく下がっている。
嫌味が目的で挑発をする精神年齢の低い人がたまにいるが、そんなことは大人がすることでもなければ子供の喧嘩にすら及ばない。揉め事を望んでいないのなら、わざわざ相手の怒りをあおるようなことは言う必要ないだろう。
相手がどれだけの怒りを乗せて返してくるかわからないので、どうしてもやりたくなる器の小さな人は自己責任で勝手にやってればいい。
終わりに
今回の記事は、相手がどれぐらい怒っているかを知りたいときは相手の眉(目の周り)を観察してみると、大よその怒りの度合いがわかるという話だった。
相手が怒っている場面は、個人で遭遇することもあれば団体で遭遇することも出てくるだろう。近くで怒りだす人が出てきたときは、ぜひその人の眉を観察してみてほしい。
怒りの度合いと眉の関係に納得するはずだ。
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