脳がどれだけ強い命令を下しても体は真実を選択する

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人は都合が悪いとき言葉でそれを補おうとするが、脳がどんな命令を下そうとしても体は常に真実を選択しようとする。

例えば、

・ あいつは言うてることとしていることが違う
・ いつも言葉と行動が伴っていない

そういうことは良くあることだが気づいたときにはもう出遅れている。

もっと早くに気づけないないだろうか?

相手の言葉を信じたがために、時間を無駄にしたことや損を被ることも過去をたどれば思い当たる節があるのではないだろうか。今回は、あることに注目すれば比較的早い段階で相手の真実を見抜ける方法があるのでそれを紹介する。

言葉よりも相手の体に注意を向けてみる

結論から言うと、言葉は鵜呑みにせず半信半疑で聞いておくということになる。何をしゃべったかではなく「どう反応したか」に注意を払うということだ。

相手が信用できる相手かどうかわからない場合は「何をしゃべっているか」ということよりも、体の動きに注意を払うことでそれがわかるようになるからである。

顕在意識と潜在意識

人の意識には顕在意識と潜在意識の2つがあり、その割合は顕在意識が「1」に対して潜在意識は「9」と言われている。人の意識の大半が潜在意識で顕在意識はそのうちの1割しかないということだ。

そして、無意識に体に出た反応はまさしく真実が滲み出たものである可能性が極めて高いとされている。

無意識にやってしまう行動の一例を挙げてみよう。

例えば、人はお腹が痛くなったとき手でかばうようにお腹を押さえたり摩ったりするが、それが理由で痛みが和らぐことはない。風邪を引いたときに咳をすると胸や喉が痛くなるときもあるが、このときも胸や喉を手で押さえたり摩ったりしていることがある。

他にも、サッカー選手が試合で相手チームの選手から足を削られたときに、触ったところで痛みがすぐに引くわけでもないのに削られた場所を自分の手で止血するかのように強く押さえつけたりする。

人は、痛みの差が大きければ大きいほど、小さな痛みに鈍くなる。これは心の痛み(苦痛)でも同じだ。腕を骨折したときに膝にできた軽いすり傷に気づかなかったなんてことはよくある話だろう。

痛みのある場所に手がいくのは当然意識があってのことなのだが、痛みがある場所を更に手で押さえるという行為はそれ以上の外的な刺激から体を守ろうとする無意識の行動である。

自分では痛みのある場所を触るのに他人に触られそうになると逃げたり、触られないように自分の手や体を使って患部をかばったりするのは、何よりもこの事実を証明しているといえるだろう。

 

相手が話していることや相手の口から出てくる言葉が真実かどうかは、話している内容や言葉を聞いているだけでは判断がつかないことも多い。

もし、相手の話に信憑性を感じなかったり怪しいと思ったときは、声(音)ではなく目(映像)のほうに視点を切り替えてみるのも1つの方法だ。体に出る「わずかな挙動」に注目してみると、言葉や話を聞いているだけでは見えないことが見えるようになるのである。

真実を隠せない体

隠しているつもりでも隠せていない、他人に悟られたくない本音は以下のような形でその姿を見せることがある。

口では楽しんでいるように話したり返したりしているように振る舞っていても、体は椅子にもたれかかっていたり、腕を組んでいたり、指先でしきりに何かを触っていたり、指遊びなどをしているとしたらその言葉は作り笑いと同じで、機嫌をとろうとしているだけの可能性が高い。

話がつまらないと思っているか、そろそろ自分がしゃべりたいと思っているか、帰りたいと思っているだろう。恐らく視線も落ちていることが多く、ほとんど目も合わせないはずだ。

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人が人の話に興味を持っているときは体が前のめりになり、体が自分に対して開いている感じに見えることに加え、うなずいたり笑ったりと体や顔が縦に動くことが多くなる

逆に興味がないときや魅力的でないと感じているとき、話に飽きている場合などは椅子の背にもたれかかって座ったり、体は残して頭だけが下がり上目使いにあなたを見るようになったり、猫背になったりしているはずだ。

また、人はやる気がなくなってくると肩が下がってくることがわかっている。向かい合わせになる席に座ったときは、最初に相手の肩の高さを確認しておくことで相手の姿勢が悪くなったかどうかを判断することができる。

 

目安としては、相手の背中に見えていたものが肩が下がることで最初に見えていた位置よりも、より下の方まで見えるようになるのですぐにわかるだろう。

あなたもしくはあなたの話に興味がないときや、魅力を感じていないとき、その場の空気に嫌気がさしているときに多く見られる物理的な証拠となる行動なので覚えておくと参考になるときがくるはずだ。

また、片側に体重が乗り、左右に体が傾いているときも興味がない、やる気がないときのサインを意味する。

例えば、二人の男性の間に挟まれている女性が心を許したときなどは、好意を向けている男性の方を無意識に選び、その男性に近づくように姿勢を崩すことがわかっている。逆に、興味がなく退屈している人に対しては、反対方向、つまり離れるように姿勢を崩すのだ。

あなたが女性で両サイドが男性なら、自分の体が傾いたときにどちらの男性に傾けているかを意識してみるといい。改めて考えてみても、無意識にとった自分の行動に納得するはずである。

いずれも無意識にやってしまう行動なので飲み会や団体の席で女性の隣に座ったときは、そういった視点で女性を観察してみるとわざわざ自分がその女性からどんな印象を持たれ、どう映っているかは聞かなくても大よその判断がつくようになる。

避けられたときはショックが大きいかもしれないが、それでも知りたいという覚悟があるならひとつの方法なので試してみてはどうだろう。

女性の場合、もし隣に好意を寄せる男性が座っている場合は少し体をその男性のほうに傾けてみるといい。

座敷なら手の平を床に置いて軽く体重を乗せれば体は傾く。テーブルなら軽く腕(肘はつき方によっては横柄に映る場合がある)をつきながら体をその男性のほうに傾ければいいだけだ。

ただし、それをするときは顔と視線だけは別のところに向けておくことをおすすめする。あくまでも相手に悟られないことが重要なので、体も顔も視線も相手のほうに向けてしまうと二人の間柄や関係によっては(同時に目が合うなど)気まずい空気が流れることがある。

相手のほうに体を傾けたときに相手が腰をあげて少し座りなおすような姿勢や、上半身を少し自分から引くような姿勢をとらなければ、体は心の距離に値するので上手くやれば脈アリの可能性大だ。

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