スプラリミナル効果とは – 「サブリミナル」と「スプラリミナル」の違い

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サブリミナルは聞いたことがあるかもしれないが、スプラリミナルはどうだろう。聞き慣れない言葉だが、私たちは意外にも普段の生活でその影響を受けている。

今回はサブリミナルとスプラリミナルの違いをあげ、スプラリミナルの事例についても紹介していくことにする。

サブリミナル効果

サブリミナル効果とは、異なった映像を普通に見ていると認識できないスピードで一瞬だけ差し込むことによって、その映像が潜在意識に書き込まれるというもの。

あまりいいように聞こえないかもしれないが、そのとおり放送や映画では規制がかけられている。

スプラリミナル効果とは

サブリミナルに対して、スプラリミナルという言葉がある。

サブリミナルはマイナスのイメージを植え付けるのに効果的とされている反面、プラスのイメージには効果が得られない。一方、スプラリミナルはサブリミナルよりも心理的影響がはるかに大きいことが確認されているが、サブリミナルのように規制はかけられていない

認識していない知覚に訴えるサブリミナルに対して、対象者がその事実をしっかり認識しているのがスプラリミナル認識はしているが記憶にはとどめていない、これがスプラリミナルの特徴である。

スプラリミナル効果が働く事例をひとつ上げてみることにする。

スプラリミナル効果の事例

例えば、職場で残業をしている横で、同僚が携帯で動画を見ていたとする。音がするのでたまに同僚の携帯に気を取られるだろう。同僚はどうやら、焼き肉特集の動画を見ているようだ。

あなたは、

ふーん、焼き肉か…。確か、先週ぐらいに5人で食べに行ったっけ…

そんなことを思ったりするわけだが、ただそれだけですぐ仕事に戻り、焼き肉のことは頭から消えるだろう。ところが、ようやく仕事が片付き、

はぁ、疲れた…。んーっあ!

と、デスクで体を伸ばしていると、

そういえば、昼から何も食べてへんやん、めっちゃ腹減ったわ…

と、昼からご飯を食べてない自分に気がつく。昼食もとらずに残業を終えたあなたが何を食べるか?

実は、焼き肉なのだ。

あくまで心理効果のひとつなので、必ずしもこの事例のようになるとは限らないが、これがスプラリミナル効果というもの。

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スプラリミナルは強制力や影響力が強い

サブリミナルに比べてスプラリミナルは、相手に対しての強制力や影響力が大きく、例え一瞬であっても自分の認識レベルで見たものは好印象をもつ場合が多くなることがわかっている。

もし、誰かとご飯を食べる約束があるとき、

今日はどうしても、自分が食べたい物を食べたい

というときは、あらかじめ自分の食べたい物を、一緒に食事をする相手の視界に入れておく。悟られないよう、さり気なくである。

わざと、その写真を携帯に入れて相手に見えるようにしておくとか、相手が隣にいるときに食べたいものが載っている雑誌のページを相手が見てしまう位置に置いて、トイレなどに席を外してもいいだろう。

文字無しで写真だけを添付したメールやLINEなら、時間差はあってもほぼ見られる可能性は高い。LINEなら「既読」がつくので一目瞭然だ。文字が無いので、受け手は写真から相手のメッセージを推測する。

なに?この写真?

と返ってきたら、

ごめん、間違えた…

とでも言っておけばいい。

メールやLINEで写真を見せるときの注意点だが、その写真だけしか映っていない写真を単体で送るのはあまり良いとは言えない。写真をひとつに限定してしまうと、メッセージが絞られて違和感を感じさせたり、こちらの意図が捲れる可能性が高くなるからだ。

これ、食べたいってことか?

と、気づかれるかもしれないので、「何が言いたいんかよくわからん写真やけど、視界には入る」という程度に抑えておくのがちょうどいい。

あたり前だが、ここで

今晩、○○食べようか?
○○、食べに行かへん?

と、口に出して同意を求めるのは、口に出して直接言っているのと同じなので意味がない。

相手が「たまたま視界に入った」もしくは「自分の意思で視界に入れた」と思うようにしておいて、いざ食事をするときにあなたの食べたい物を相手に伝える。

あなたの食べたかった物が相手の嫌いな食べ物やアレルギーを患っているようなものでなければ、一発で同意してくれるはずだ。うまくこの効果を受けていれば、あなたが言う前に相手のほうからあなたが食べたい物で誘ってくるかもしれない。

食事以外でも利用できることはたくさんあるので、ぜひ試してみてほしい。面白い結果が得られるだろう。

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