昼に辛いものを食べると、午後に眠たくなることがわかっている。
辛い食べものには体温を上げる効果があり、食事によって上がった体温が下がる過程で眠気に襲われる。食べた直後には眠気を感じず、時間が経ってから眠気を感じるのがその理由である。
夜に眠たくなる人のほうが多いのは、生活のリズムとは別に、濃い食事、運動( 仕事 )のあと、入浴と、体温を上げる要素が夜に集中していることも背景にある。
人為的な理由で体温が上がると、体は上がった体温を平常に保とうと体温調節に入るのだが、食べると眠くなるというのは実はちょっとだけズレている。
お腹がふくれたから眠たくなっているのではなく、体が食事によって上がった体温を下げようとする過程で眠気に襲われているのが本当の理由。よって、温かいものを食べたり、アルコールが入ると眠たくなるというのは少し違う。
体が温まることで眠たくなっているわけではなく、体が上がった体温を下げるために体温調整に入ったときが眠気を体感するときと覚えておこう。
午後から仕事がある日の昼は、体温を上昇させる食事は避けたほうがいい。汗をあおるような唐辛子や七味などの香辛料も昼にはとらないほうが無難である。
午後は眠気との戦いになるので、営業、契約、交渉などを午後に控えている場合は仕事に支障をきたす原因になることもあるかもしれない。
また、心理や人の体に詳しい人はこれらを逆手にとっている場合があるので注意してほしい。
眠気に襲われるということは頭の回転や判断も鈍ることになるため、体温の上がりやすい食べ物は一日の最後に摂取するほうがいい。
一方、夜に体温を上げる食事をとれば、眠りを促進することが可能になる。
夜の眠りが浅い方、不眠症の方などは好き嫌いもあると思うが、夕食に辛いものを食べると眠りやすくなる。
辛いものは刺激が強いから、余計に眠くならないんじゃない?
そう思うかもしれないが、理にかなっている方法なので試してみてほしい。
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